最近、高齢者の転倒による骨折が増えていますね。
管理人も介護施設で働いていたので骨折の話はよく聞いています。
骨折すると2~3ヶ月は入院となってしまいます。その後のリハビリもあるので本人や家族の負担も相当なものになります。
転倒しないよう気をつけたいすね。
年をとると身長が3~5センチ縮むといわれています。
その原因は骨粗鬆症です。
骨粗鬆症は、60代で2人に1人、70代で7割に当たります。
骨粗鬆症になると、腰椎圧迫骨折や、大腿骨の骨折を起こしやすくなるといいます。
高齢者のの場合、骨折が原因で寝たきりのになることもあります。
そのほとんどが自宅での転倒が原因となっています。
高齢者の骨折予防のために食べたほうがよいものは?
骨折の予防というと薬を思い浮かべる方も多いと思います。
確かに薬もあるのでしょうが、骨を強くするには食べ物が大切なんですよね。
薬に頼らず骨を丈夫にするには、毎日の食事や運動習慣を見直す必要があります。
骨を丈夫にする栄養素は?
骨を丈夫にする栄養素は主に3つあります。
- カルシウム
- ビタミンD
- ビタミンK
これらを食事でしっかりとることが大切!
カルシウムを多く含む食べ物は
- 牛乳、チーズなどの乳製品
- 桜えび、しらずぼしなど
- 小松菜、モロヘイヤなど
カルシウム以外に骨を丈夫にする栄養素は?
ビタミンDを多く含む食べ物は?
- シイタケ
- シャケ
ビタミンKを多く含む食べ物は
- 納豆
- ブロッコリー
日光を浴びる事も重要
15~30分くらいでよく、陽に当たる場所は、全身でなくても良いですし、手の平くらいで十分です。
日本の水は軟水のため水からカルシウムを摂取することができません。食品だけで必要なカルシウムをとるのは大変ですが、毎日少しずつでもカルシウムを多く含む食品をとるようにしましょう。
食事以外に骨を丈夫にする方法は?
運動も重要
スクワットや階段昇降などを行い下肢の筋力を鍛えることが大切です。
転びにくくすることも大切です。
高齢者では足の裏の感覚が鈍くなっています。
足裏の感覚を研ぎ澄ますことで転びにくくなるといわれています。
足裏の感覚を養うには?
ツルツル 凸凹 トゲトゲなど様々な感情のものを本人に見せずに足裏で触ってもらいます。
また、座布団などの上に乗り前後左右に体を傾けるのもよいトレーニングになります。
足指の筋トレも大切です。あわせて行うと効果的です。
タオル掴みなどが簡単にできておすすめです。
椅子に腰掛け足の下にタオルを引いて足の指でタオルをつかみます。

高齢者が起こしやすい骨折は?
腰椎圧迫骨折とは
腰椎の椎体(ついたい)と呼ばれる骨の柱の部分に起こる骨折です。
骨粗しょう症になると椎体の中がすかすかになってしまい、転倒や尻餅をついたすると潰れてしまいます。表面は傷つかないこともあります。
腰椎圧迫骨折の1/3の人には痛みがあるが、残りの2/3の人には、痛みが起こらないといわれています。
高齢者が転倒したら念のため医療機関を受診すると安心ですね。
腰椎圧迫骨折の治療
腰椎圧迫骨折の治療は保存的療法といってベッドに安静に寝ているだけでしたが、最近は手術も行われています。
腰椎圧迫骨折の手術
BKO (バルーン カイフォ プラステバルーン手術)と呼ばれる手術があります。
2011年より保険適応され巻いた。
潰れてしまった椎体に穴を開けてバルーン(風船のようなもの)を差し込みます。
バルーンをふくらませて、潰れた骨の形を整えて骨セメントと呼ばれるセメントを挿入して潰れた骨を固めてしまうというもの。
認定を受けた医療機関で受けられ、費用の目安は自己負担で10万円ほどかかりるそうです。
その他の治療法
デノスマブ
骨密度が上げて、骨の破壊を食い止める注射もあるといいます。
骨は常に作る壊すを繰り返しているといいます。
この骨を作ると壊すのバランスが崩れると骨粗しょう症になってしまいます。
そこで、骨を壊す働きを弱めてあげる治療になります。
費用はいくらくらい?
半年に一回皮下注射をして一本9000円くらいになるとのこと。
高齢者のかかりやすい病気についてこちらにも記事を書いています。
まとめ
高齢者の骨折は転倒によるものがほとんどです。
骨を丈夫にする栄養素は主に3つあります。
- カルシウム
- ビタミンD
- ビタミンK
カルシウムはこんな食品に多く含まれて居ます。
- 牛乳、チーズなどの乳製品
- 桜えび、しらずぼしなど
- 小松菜、モロヘイヤなど
カルシウム以外に丈夫にする栄養素はビタミンDとビタミンKでしたね。
ビタミンDを多く含む食べものは
- シイタケ
- シャケ
ビタミンKを多く含む食べ物は
- 納豆
- ブロッコリー
これらを毎日とるようにしたいですね。
また日光浴も丈夫な骨を作るのには必要でしたね。
転倒しないよう、日ごろから運動を心がけることも大切!
デイサービスを利用すると運動や仲間作りもできてよいと思いますよ。
管理人も介護施設に勤務した経験からデイサービスの利用をオススメします。
日ごろからカルシウムを多く含む食事を摂ること。
運動を習慣にすることが重要ですね。