最近、冷たいものを食べると歯がしみる。
なんだか歯がぐらつくみたい。
これまで虫歯になったこともないし、どうしてだろう。
こんなことはありませんか?
いくら歯が丈夫だといっても、それが歯の病気ではなく歯茎の病気、歯周病だったら、、、
管理人も歯はぐらついていませんが、歯肉が下がってきているのかなと感じるようになりました。
歯医者さんからも歯周病になってますよといわれてショックを受けまして、先生からアドバイスを受けながら治療に取り組んでいます。
今回は私の体験を記事にしたいと思います。
歯周病とは
歯茎が健康な場合、歯は歯茎によってしっかり支えられています。
それは、歯茎の内側にある歯槽骨という歯の根の部分ががしっかり支えられているからです。
ところが、歯と歯茎の境目に磨き残しがたまってくると、この中で細菌が増えていきます。
これがプラーク(歯垢)と呼ばれるものです。
実は、この中に歯周病菌が潜んでいるのですね。
そうすると、歯茎に炎症が起こり腫れてきます。
この状態が歯肉炎です。
歯肉炎が進行すると、歯茎が少しずつ剥がれて歯周ポケットと呼ばれる隙間ができます。
歯周病菌は空気に触れにくいところを好むため、歯周ポケットの中で更に増えていくんですね。
炎症が更に強くなると、骨を壊す働きをする破骨細胞が歯槽骨を過剰に壊していきます。
この状態が歯周炎です。管理人はこの状態でした^^;
歯周炎が進行すると歯を支える歯槽骨がなくなるため、歯がぐらついて、最後には抜け落ちてしまいます。
どうすれば防ぐことができるのか?
歯周病になる人はどのくらいいるのか?
厚生労働省の調査によると、15歳以上の約7割に歯周病になっているといわれています。
歯周病の症状は?
- 歯茎がむずがゆい。
- 歯磨きの時に出血する。
- よく口なかなかがネバネバする。
- 口臭が気になる。
- 歯茎が縮んだために歯が長くなった気がする。
- 飲食時に歯がしみる。
- 歯と歯の間に食べ物がはさまりやすくなった。
- 触れるとグラグラする歯がある。
1〜4は歯周病の疑いありです。
5〜8の症状に1〜4が加わると歯周病にかかっていると判断できます。
1〜4は歯肉炎の症状です。
強く歯を磨くと出血してしまいます
歯肉炎では、歯の表面に炎症があるものの、歯槽骨は異常はありません。
ところが、歯周炎では歯槽骨がなくなっている状態なので、歯が伸び上がっていますから、冷たいものがしみたり、食べたものが歯に詰まりやすくなったりします。
5〜8の症状が現れたらすぐに歯科医に行って治療を始めることが大切だいいいます。
歯周病はどんな治療をするのか?
歯周病で歯医者さんにかかるとどんな治療をするのでしょうか?
- 歯周検査
- 歯磨きの指導
- 歯石を取り除く
- 噛み合わせの調整
- 歯周外科手術
- ブリッジ、入れ歯、インプラントなど
歯石とは
磨き残しがあったところが石のように石灰化してしまった状態です。
こうなると通常の歯磨きでは落とすことができません。
歯科医を受診して専門の器具を使って落としてもらいましょう。
スケーラーという先の尖った器具を使って歯垢を取り除きます。
これだけで、歯垢がとれて炎症が治まってきます。
コレは歯周病予防ですが口臭の予防にもなるのでやっておいたほうがいいですね。
噛み合わせの調整
歯は強く噛み合うと歯周組織がダメージを受けてしまいます。歯全体にに均等に力が加わるように噛み合わせを調整します。
これも治療も管理人は受けました。歯並びが悪いのでどうしても噛みあわせが悪くなってきます。
歯周外科手術
●フラップ手術とは
歯茎の表面に麻酔をします。
メスを使って歯茎の表面を切開します。
歯茎を切開した状態で、取りきれなかった歯石を取り除きます。
その後、歯茎を糸で縫合して、1〜2週間で糸をとり終了します。
●歯周組織再生治療
壊れた歯槽骨を人工的に作った膜で覆って再生を促す治療です。
歯の根元に再生を促す特殊なタンパク質を塗ると半年から1年くらいかけて徐々に戻ってくるといわれています。
●レーザーによる治療
歯の表面を無菌化したり、歯周組織を活性化する効果があります。
歯周病を予防するには
- 自分にあった歯磨き法
- ワンタフトブラシや電動歯ブラシ
歯磨きの仕方
●スクラッピング法
歯の外側は、歯ブラシを水平に当てて細かく振動させるように磨き、歯の内側は、45度に傾けて小刻みに振動させるように磨く。
●バス法
歯周病が少し進行した場合に用いられる磨き方です。
歯ブラシを45度に傾けて歯周ポケットに歯ブラシが入るようにして
小刻みに振動させる。
歯周病の場合は、歯茎に炎症がありますから硬い歯ブラシで磨くと出血してしまいます。
柔らかい歯ブラシ磨くこと。
強く磨かないことが大切です。
ワンタフトブラシといって毛先がひと束の小さいブラシを使って歯と歯の間をしっかり磨くことができます。
- 電動歯ブラシで磨く
- ワンタクトブラシで磨く
- フロスで歯の隙間を掃除
- スクラッピング法とバス法で磨く
朝と昼は4の歯磨きだけ行い、夜は1~4まで全て行います。
定期的な歯科受診で専門的な歯のクリーニングを行うことが大切です。
生活習慣による要因
- 甘いものをたくさん食べたる
- 間食をダラダラしたりする
- 喫煙
- ストレス
- 歯の状況
- 歯並びが悪い
- 詰め物や義姉が多い
- 歯ぎしり
- 持病(糖尿病)など
- 更年期障害
- カルシウム拮抗薬の使用など
歯の汚れをしっかりとること
歯周病は動脈硬化症や糖尿病を悪化させるなど、全身にも様々な影響を及ぼす恐れがある。
まとめ
歯周病は歯が抜け落ちてしまう病気です。
一度抜けた自分の歯は元には戻りません。
普段の歯磨きの時間をちょっとだけ長くして丁寧に磨いてみると良いかもしれません。
定期的な歯科受診で歯のクリーニングも忘れずにしましょう。
口臭の予防にもつながりますよ。