「ワキガってよく聞くけど実際にはどんなものかわからない」という人も多いと思います。
管理人も以前は「脇の臭いが強い人」というようなアバウトな認識でしかありませんでした。
ところが最近、ワキガに悩む人から相談を受けまして、いろいろと調べていくうちに対処法が分かってきました。
この機会にブログの読者さんにもシェアしていきたいと思います。
そもそもワキガとは、わきの下から出る「汗の臭いとは異なる特有の臭い」がすることをいいます。
特有の臭いとはどんなものなのでしょうか?
その臭いはいろいろな表現をされますが、ゴボウやネギの臭い、鉛筆の臭い、酢の臭い、香辛料のクミンの臭い、納豆の臭い、古びた洗濯ばさみの臭いなどにたとえられています、
そんなワキガの臭いを消す対策をみていきたいと思います。
ワキガの原因と対策は?
まずはワキガの原因を知ることが対策の第一歩になるといいます。
ワキガの原因は
ワキガは、アポクリン腺から出る汗が原因になるといわれています。
私たちの皮膚には汗を分泌する器官としてアポクリン腺とエクリン腺の2種類があります。
ワキガはその中でも、アポクリン腺から分泌される汗に含まれる成分に問題があるといいます。
その成分とは、脂質やタンパク質、糖質、アンモニアなどで、皮膚表面に存在する常在菌の活動によって分解されることで鼻につく特有の臭いが発生するのです。
これに皮脂が混ざり合うと、においはさらに強くなっていきます。
汗そのものには臭い訳ではないんですね。
意外な感じがしますか?
管理人もそう思いました。汗臭いって表現をしますからね。汗そのものが臭いのかと思いますよね。
そしてもうひとつの汗腺、エクリン腺から出る汗は、主に水と塩分でできています。
ところがワキガ体質の場合、この汗が蒸発するときにアポクリン腺から出る汗の臭いを一緒に拡散させてしまうことがあるといいます。
脇だけでなく身体全体が臭うように感じられるのはそのためだったのですね^^;
手軽にワキガ対策をしたい
ワキガの原因が分かると対策も見えてきますね。
ワキガの原因は「アポクリン腺から分泌される脂質やタンパク質、糖質、アンモニアなどを皮膚表面に存在する常在菌が分解することで発生する」でしたね。
そこで、ワキガ対策3つのポイントは!
- 殺菌
- 消臭
- 制汗
それでは順番に見ていきましょう。
まずは、殺菌についてみていきましょう。
殺菌について
殺菌は、ワキガの対策としては最もスタンダードな方法と言えます。
ワキガの原因は、アポクリン腺から分泌される汗が皮膚の常在菌によって分解されて起こるのでしたね。
そのため、脇の下の殺菌をすればワキガの臭いは出ないことになります。
殺菌の基本は、こまめに、脇の下を洗って清潔にすること。
これが基本中の基本となります。
まずは脇の下をよく洗うことからはじめてみましょう。
入浴の回数は1日1回でも構いません。
臭いが気になるからといって何度も洗ったりすると本来必要な常在菌を洗い流してしまいます。
肌が乾燥して痒みを起こしたり、肌トラブルの原因になりますからね^^;
体を洗った後に、殺菌効果のあるクリームなどを塗っておくと細菌の繁殖を抑えることができるのでオススメです。
これが出来ていないと、いくら消臭しても臭いが出てしまいますからね。
続いて消臭についてみていきます。
消臭について
ワキガの対策では即効性が重要ですよね。
即効性を考えるなら制汗デオドラント剤やワキガ専用のクリームなどによる消臭対策がおススメです。
市販されているデオドラント製品は消臭・殺菌・制汗の3つの作用を兼ね備えています。
これだけで軽目のワキガなら対応できそうですね。
商品によって、消臭・殺菌・制汗の作用に違いがあります。
ドラッグストアをはじめ、スーパーやコンビニなどでも扱っている制汗剤は、ワキガクリームに比べると、この消臭・殺菌・制汗の3つの作用がどれも弱くなっているようです。
また、いわゆる消臭剤と言われるものは、あらゆる臭い対策の基本となりますが、全ての臭いに対応できるわけではありません。
消臭剤はいくつかのタイプに分かれます。
- 臭いを中和するもの
- 臭い物質を吸収するもの
- 臭いをマスキングするもの
マスキングとは、臭いを別の臭いで包み込んでしまうことです。
どれが良いかは、臭いの種類によって変わってきますよね。
ワキガの臭い、汗の臭い、加齢臭、ミドル脂臭などets…
これらは全て、臭いの原因は違います。
また、ワキガも人により様々ですので、消臭剤は、人によって効果の出方に違いが生じます。
あの人には効果があったけど自分も効果があるかは試してみないと分からないということですね。
最後は制汗についてみていきます
制汗について
汗を抑えることも重要なワキガ対策になります。
制汗剤で汗を抑えることでワキガの発生を予報しようというわけですね。
ワキガの原因はアポクリン腺から分泌される汗ですから、この脇汗を小まめに拭くこともワキガ対策になります。
制汗剤を使用しても持続力がないものだと脇汗をかいてしまいますね。
かいた汗は小まめに拭くことが大切です。
特に夏場など、暑い日は制汗剤を使っていても脇汗が出て来た時点で、何らかのケアをしないとなりません。
そこで小まめに脇汗を拭くことはとても大切なんです。
日々の生活の中で出来る、5つのわきが対策
食事療法
現代の日本は食の欧米化が進み肉を多く食べるようになりました。
その結果、日本でもワキガが増えていると言います。
肉に含まれる動物性の脂質がアポクリン腺を活発にするということが分かっています
そのため、肉食中心の食生活を続けていると、ワキガを悪化させてしまうと言われています。
これは逆に言えば、食生活を変えることで、ワキガの臭いを抑えることが出来るということです。
即効性はありませんがワキガ対策として日頃から心がけでおくべきだと思います。体質改善が大切ですね。
腋毛の処理
日本人の女性は、大半が腋毛を処理していると思います。
でも、冬などは、処理がいい加減になることありませんか?
実は、腋毛はワキガの臭いを拡散する原因になってしまう恐れがあるんです。
ワキガの原因であるアポクリン腺から分泌された汗が、腋毛に付着してしまいます。
また、腋毛があると脇の下が蒸れて細菌が繁殖しやすくなります。
そのため、腋毛の処理はワキガ対策には欠かせないと言ってもよいと思います。
お金をかけずにできるワキガ対策
お風呂に重曹を入れる
重曹は、昔から掃除や消臭に使われてきた物質です。
実際にお風呂に入れてみると、肌には優しくてとてミョウバンやお酢よりも使いやすい印象です。
まずは重曹を試してみましょう。
お風呂に酢入れて入る
お風呂に酢を入れて入ると、ワキガ対策になるといいます。
酢に含まれるクエン酸には殺菌作用があり、ワキガの原因となる雑菌を抑えてくれるためです。
お湯に使った後はシャワーを浴びて、お酢の匂いを洗い流してくださいね。
お風呂にミョウバンを入れる
ミョウバンも、古るくから消臭対策に使われてきた物質です。
スーパーやドラッグストアなどで手軽に入手できますね。
このミョウバンをお風呂に入れることで、わきが対策になります。
人によっては少し肌が突っ張ったり、痒くなったりすることもありますので、会わないと思ったら中止してくださいね。
お金をかけてでワキガを予防する方法は?
永久脱毛する
エステなどに行くとワキガ対策として、脇毛の脱毛を勧められことがありと思います。
これは、レーザーなどで脱毛を行う際、アポクリン腺も一緒に破壊されるからといわれています。
ただし、脇毛の脱毛を行ったからといって、全てのアポクリン腺が破壊されるわけではありません。
ワキガの臭いが多少は軽減される程度と考えておいた方が良いょうですね。
次は本格的な手術のお話です。
手術でアポクリン腺を除去する
アポクリン腺から出る汗がワキガの原因ですので、原因となるアポクリン腺を取ってしまえば、ワキガは無くなることになります。
まさに、根本的なワキガ対策です。
アポクリン腺の除去するには手術で切除するしかありません。
皮膚の一部を切って、アポクリン腺をかき出したり、皮膚をめくってアポクリン腺を切除したりする方法があるそうです、
ところが手術にはリスクもあって、傷跡が残ったり、手術後は数日~数週間の間の入院が必要なケースもあるといいます。
費用も数十万円と高額になりますし、ワキガ対策としては、少しハードルが高いと言えるでしょう。
まとめ
ワキガの原因は、アポクリン腺から分泌される脂質やタンパク質、糖質、アンモニアなどを皮膚表面に存在する常在菌が分解することで発生します。
そこで、ワキガ対策は3つのポイントが重要になります!
- 殺菌
- 消臭
- 制汗
まずは、これらのポイントを踏まえて対策をしっかりと行っていきましょう。
そうすればワキガはかなり軽減されると思います。
それでもワキガの臭いが軽減しない場合は医療機関を受診してみましょう。
お金はかかりますが根本的な治療ができます。