高齢ドライバーが起こす事故の報道が増えていますね。
よく耳にするのは、アクセルとブレーキを踏み間違えたというもの。
最近では高齢者の逆走が取り上げられるようになりました。
身近は話としては90歳くらいまで運転している高齢者もいます。これは本当にこわいですよね。
事故のニュースを聞くたび、心配に思うのは、自分の両親や家族は大丈夫だろうかということ。自分事として考えたとき果たして親を説得できるだろうかと思います。
そんな訳で、今回は高齢者に運転免許を返納させるにはどうしたらよいのかということを真剣に考えてみました。
高齢者に運転を辞めさせるには
高齢ドライバーの運転は危険だからといって、頭ごなしにやめてくださいといっても自尊心を傷つけてしまうでしょう。
高齢ドライバーに運転をやめさせるにはいくつかのポイントがあります。
大きなポイントが5つあります。
- キーパーソンに説得してもらう
- 代替の移動手段を提案する
- 金銭的な問題を強調する
- 医師にも相談する
- 運転免許証の自主返納のメリットを伝える
それでは詳しく見ていきましょう!
キーパーソンに説得してもらう
あの人のいうことならば聞くという人が必ずいます。
娘の言うことは聞く、主治医の先生のことは聞くというように、キーパーソンに説得してもらうのが一番です。
代替の移動手段を提案する
外出や買い物は、家族が運転してあげたり、介護保険、NPOによる外出サービスの利用を勧めるなど、自分が運転しなくても大丈夫だということをわかってもらうことが大切です。
金銭的な問題を強調する
車の維持費について説明してタクシーや公共サービスを利用したほうが安上がりだということをっわかってもらう(車両代、ガソリン代、税金、保険料、車検代、その他)
医師にも相談する
本人に認知症の疑いがあり、通院を拒否してしまう場合は、健康診断などと称して医療機関を受診させ認知症の診断が出れば免許を返納させることもできます。
かかりつけの医師に相談してみるのもいいと思います。
運転免許証の自主返納のメリットを伝える
昨今の高齢ドライバーの自己多発を受けて各自治体では高齢ドライバーへの運転免許証の自主返納を勧めています。
自主返納のメリットとして運転経歴証明書という物が発行してもらえるようになりました。
運転経歴証明書とは
運転免許証の代わりに身分証明書として使用できるカードのことで、運転免許証の返納から5年以内に申請することによって取得することができるカードになります。
このカードを提示すると様々な割引サービスなどが受けられるようになるといいます。
詳細は自治体によって異なるため各自治体へ問い合わせてみてくださいね。
市区町村や警察署や交通安全センターなどが問い合わせ先になっていますよ。
- バスや私鉄の運賃の割引
- タクシー券の配布や割引
- メガネの購入代金の割引
- 高齢者用の電動カートの割引
- 温泉施設の利用料の割引など
高齢ドライバーの事故の原因は
- アクセルとブレーキを踏み間違えた。
- 交差点での衝突
- 高速道路の逆走
注意力の低下
同時にいくつものことに注意を払うことが難しくなります。
歩行者に気を取られて対向車に気づかなかったり、対向車に気を取られて、自転車の飛び出しに気がつかなかったりします。
視力・視野の障害
力や視野は年とともに衰えていきます。
特に視野は30代が視野角90度なのに対し、80代の高齢者では視野角が60度程度しかないといわれています。
これでは、見落としが増えるわけですね。
自己の運転能力を過信
長年の経験から自己の運転技術を過信してしまうことがあります。
そのため、高齢ドライバーの一時停止無視が非常に多いといわれています。
事故、被害者も加害者もそしてその家族も不幸にしてしまいます。
そして、責任能力のない高齢ドライバーが事故を起こした場合、監督義務者である家族の生活も破綻させてしまう可能性もあります。
まとめ
高齢者の運転は危険が多いです。
でも、その能力には個人差が大きいこと事実です。
全ての高齢者の運転が危ないということではありませんが、事故を起こす前に運転免許の自主返納をしたほうがよいのかもしれません。
高齢者に運転を辞めさせるポイントはが4つあります。
- キーパーソンに説得してもらう
- 代替の移動手段を提案する
- 金銭的な問題を強調する
- 医師にも相談する
- 運転免許証の自主返納のメリットを伝える
これらを踏まえて説得するとよいと思います。