寒くなるとトイレが近くなりますね。
尿のトラブルで悩む人は年々増えています。
全国でおよそ800万人が頻尿で悩んでいると言われています。
- トイレに行ったばかりなのに、またトイレに行きたくなる。
- 尿意をもよおしてからトイレに行くまで我慢ができない。
- 夜中に何度もトイレに起きる。
- トイレが気になって旅行に行けなくなった。
などなど、尿トラブルはいろんなタイプがあります。
介護の現場でもよくあることですし、早い人だと40代くらいから尿トラブルが起こることもあるといいます。
管理人も最近トイレが近くなったなと思うことがあります。
気になる方は一緒にみていきましょう。
頻尿の原因は?
頻尿の原因は様々ですがいくつかのタイプがあります。
頻尿のタイプ
- 過活膀胱
- 前立腺肥大
- >尿路感染症
- 尿失禁
過活動膀胱
膀胱の働きが活発になりすぎてしまう病気です。本人の意に反して膀胱が収縮してしまい、トイレの回数が増えたり、トイレまで我慢ができなかったりします。
40代以降の女性に多く、50代女性では8人に1人が過活動膀胱になる可能性があるといわれています。
前立腺肥大
60代の男性の2人に1人が前立腺に肥大が認められ、歳を増すごとに増えていきます。
肥大した前立腺が尿道を圧迫して様々な症状が起こります。おしっこがなかなかでない。
何度もトイレに行きたくなる。
おしっこをした後も尿が残っているように感じられる。などの症状がみられます。
尿路感染症
腎臓から尿道までの間に起こる感染症です。細菌の感染が主な原因です。
尿路感染症の三大症状は?
- 排尿痛
- 頻尿
- 尿混濁
年のせいかなと見過ごしたりしないで早めに受診することをオススメします。
尿失禁
尿トラブルのなかでも頻尿と同じかそれ以上に悩みの多い症状が尿失禁です。
女性に多くみられる症状です。40歳以上の女性の半分以上の人が尿漏れを経験しているといわれるくらい多くなっています。
加齢に伴ない尿道括約筋と呼ばれる筋肉が緩んでしまうために起こります。
尿もれは原因によって、腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁、混合性尿失禁など、いくつかのタイプがあります。
それぞれ予防方法や治療方法も異なります。
まずは自分の尿トラブルがどのタイプ当てはまるのかを知ることがが大切です。
生活習慣の見直しなどといったセルフケアで改善が見込める程度の症状であるのか、病院での治療が必要であるのかを把握することが大切になってきます。
頻尿の治療は
薬物療法
膀胱の収縮を抑えたり、たくさん貯められる様にする薬があります。
また、交感神経に作用し尿道の締まりをよくして、尿漏れや頻尿を防ぐ薬もあります。
詳しくは泌尿器科または、内科の主治医の先生を受診してみましょう。
膀胱訓練
簡単に言うと尿を我慢する訓練です。
だんだんと貯められるように訓練します。
最初は5分間尿を我慢する訓練を行います。
次は10分間尿を我慢するといった感じで少しずつ我慢できる時間を伸ばしていきます。
注意点として、病気によっては我慢すると悪化してしまうこともあるため、医師と相談しながら訓練を進めることが大切です。
骨盤底筋トレーニング
簡単な体操で骨盤底筋を鍛えることができます。
おしっこを我慢できないという症状に有効です。ぜひ試してみてください。
- 椅子に腰掛ける。
- 膝の間にクッションを挟む。
- クッションを落とさないよう膝を閉じる
- おしりの穴をキュッと締めるよう力を入れる。
- この状態を5秒間維持する。
※1~5を10回繰り返します。
※この時息を吐きながら行うと効果的です。
このトレーニングは介護の現場でも使われており、70代から90代の利用者様が実践している方法ですのでオススメです。
管理人はこのトレーニングを行い、1ヶ月くらいで効果が現れました。
トイレにいきたいと思ってから2時間くらい我慢できるようになりました。
年齢や生活環境によって効果の出方に差があると思いますがトレーニングを続けていれば効果は期待できると思います。
まとめ
頻尿には様々な原因があります。
- 過活膀胱
- 前立腺肥大
- >尿路感染症
- 尿失禁
自己判断せずに、専門医の診断を受けましょう。
間違った方法をとっていると症状が悪化してしまうかもしれません。膀胱訓練を始めるのは、診断がついてからにしましょう。